ランティス祭り2019はなぜ「炎上」と言われたのか? セットリストから見る問題点と理想の20周年ライブ
2019年に開催された「20th Anniversary Live ランティス祭り 2019 A・R・I・G・A・T・O ANISONG」は、ランティス20周年を記念した大型ライブイベントです。
出演者は約70組、3日間にわたる豪華なフェスとなり、多くのファンが会場へ足を運びました。
しかし、その一方でSNSでは「ランティス祭りが炎上した」という声も少なくありませんでした。
もちろん、出演アーティストのパフォーマンスが悪かったわけではありません。問題視されたのはライブ全体の構成やセットリスト、時間配分です。
今回はDAY1を中心に、出演順やセットリストを振り返りながら、なぜ不満が集まったのかをまとめます。
ランティス祭り2019とは
ランティス祭りは、アニソンレーベル「ランティス」の周年を記念して開催される大型ライブイベントです。
2019年は20周年という節目の開催であり、多くのファンが「20年間の歴史を振り返る特別なライブ」を期待していました。
出演者には、創成期からランティスを支えてきたアーティストだけでなく、近年の人気作品を代表するアーティストも多数参加しました。
DAY1の出演順
DAY1は女性アーティストを中心とした構成でした。
- 茅原実里
- 結城アイラ
- ZAQ
- NOW ON AIR
- 妖精帝國
- アイカツスターズ!
- TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND
- CooRie
- 橋本みゆき
- yozuca*
- ChouCho × 佐咲紗花 × 渕上舞(コラボ)
- ラックライフ
- TRUE
- 美郷あき
- 石田燿子
- 玉置成実
- 米倉千尋
- アイカツフレンズ!
- Aqours
- アンコール(出演者全員)
主なセットリスト
出演者それぞれが代表曲を披露しました。
主な楽曲は次のとおりです。
- 茅原実里「Paradise Lost」「境界の彼方」
- TRUE「DREAM SOLISTER」「Sincerely」
- ChouCho「優しさの理由」
- ZAQ「Sparkling Daydream」
- CooRie「センチメンタル」
- yozuca*「サクラサクミライコイユメ」
- 結城アイラ「colorless wind」
- 米倉千尋「嵐の中で輝いて」
- 玉置成実「Believe」
- Aqours「君のこころは輝いてるかい?」「青空Jumping Heart」「未来の僕らは知ってるよ」など
- アンコール「Starting STYLE!!2019」
代表曲が並んだことでライブ自体の満足度は高く、「演奏や歌唱は最高だった」という感想も多く見られました。
問題点① 持ち時間の偏り
最も多く指摘されたのが、出演者ごとの持ち時間です。
ベテランアーティストの多くは1曲、多くても2曲程度の出演でした。
一方でAqoursは複数曲に加えてMCも長く、DAY1の中でも最も長い時間が割り当てられていました。
もちろん人気グループとして注目を集めていたことは間違いありません。
しかし20周年イベントということもあり、
「ランティスの歴史を作ってきたアーティストよりも、一つの作品に時間を使いすぎではないか」
という意見が多く投稿されました。
問題点② ベテランアーティストの扱い
20周年という節目であれば、
- CooRie
- yozuca*
- 美郷あき
- 結城アイラ
- 橋本みゆき
- 米倉千尋
など、長年ランティスを支えてきたアーティストをもっと見たかったという声が多くありました。
代表曲を1曲だけ披露して退場するケースもあり、
「もう終わり?」
と感じたファンも少なくありませんでした。
問題点③ 20周年らしい企画が少なかった
20周年ライブだからこそ期待されていたのは、
- 世代を超えたコラボ
- 歴代アーティストの共演
- ランティスの歴史を振り返る演出
でした。
しかし実際には、それぞれが持ち歌を歌う時間が中心となり、「周年イベントならでは」の特別感はやや控えめだったという印象を受けた人もいました。
問題点④ セット転換と待ち時間
ライブ中はバンド機材の入れ替えなどでセット転換が多く、待ち時間が長いと感じた来場者もいました。
フェスでは珍しいことではありませんが、長時間の公演だったこともあり、
「もう少しテンポ良く進められたのでは」
という意見が見られました。
問題点⑤ 世代によって評価が分かれた
今回のライブは、ファン層によって評価が大きく分かれました。
近年の作品が好きな人にとっては人気アーティストをたくさん見られるライブでした。
一方、2000年代からランティスを応援してきたファンにとっては、
「20周年なのに歴史を感じる時間が少ない」
という物足りなさが残りました。
つまり、「ライブの質」ではなく、「20周年イベントとしてのバランス」が議論の中心だったと言えます。
改善するならどうするべきだったか
もし私が20周年ライブを構成するなら、テーマを「ランティス20年の歴史」にします。
例えば次のような流れです。
オープニング
出演者全員で「Starting STYLE!!2019」
最初に全員が登場し、「20周年のお祭り」であることを印象づけます。
第1部 創成期(1999〜2005)
- CooRie
- yozuca*
- 橋本みゆき
- 美郷あき
- 結城アイラ
代表曲を披露し、ランティスの始まりを振り返ります。
第2部 黄金期(2006〜2012)
- 茅原実里
- ChouCho
- TRUE
- ZAQ
- 佐咲紗花
それぞれの代表曲に加え、ここでしか見られないコラボを実施します。
第3部 作品特集
アイカツ!シリーズなど、作品ごとの歴史をメドレー形式で紹介します。
第4部 現在のランティス
Aqoursをはじめとする人気グループが登場。
持ち時間は十分に確保しつつも、他の出演者とのバランスを意識します。
フィナーレ
出演者全員による20周年メドレー。
最後は「Starting STYLE!!2019」を全員で歌い、スクリーンには1999年から2019年までの作品やアーティストの映像を流します。
まとめ
ランティス祭り2019は、出演アーティストの実力やライブの完成度そのものが問題だったわけではありません。
議論になったのは、「20周年イベントとして、どのように歴史を見せるべきだったのか」という点です。
人気作品を大切にすることも重要ですが、それと同じくらい、ランティスを支えてきたアーティストへの敬意や、20年間の歩みを感じられる構成も期待されていました。
だからこそ、多くのファンは「ライブ自体は素晴らしかった。でも、20周年だからこそ、もっと歴史を感じられる内容にしてほしかった」と感じたのでしょう。
今振り返っても、このライブは「成功」と「課題」の両方を残した、ランティス20周年を象徴するイベントだったと言えるのではないでしょうか。

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